Entries from 2024-01-01 to 1 year

「オッペンハイマー」を見てきました。

「みんなのシネマレビュー」に寄せたわたしのレビュー トップバッターと2番手の方々に補足して感想と鑑賞の心得をかかせていただきます。 まず、英語圏では今までに千冊を超える原子力・原子爆弾開発関連の書籍が発刊されていてそれはあたかも日本で戦国時…

「オッペンハイマー」 に期待するもの その3

次にローレンスですがこの人の科学史上の最大の功績は放射線医療の確立だとわたしは思うのですが、天然ウラニウムの0.7%を占めるウラニウム235の分離(いわゆる濃縮)にも多大な貢献があります。この人のノーベル賞受賞理由は量子加速装置、いわゆるサイクロト…

「オッペンハイマー」 に期待するもの その2

みんなのシネなレビュー(jtnews.up)に掲載された「オッペンハイマー」の配役を見ているうちにまた少し付け足したくなったので書くことにしました。女性の登場人物が少ないのはこの時期に活躍した女性科学者のうちドイツで化学者オットー・ハーンと協力して核…

「オッペンハイマー」 に期待するもの その1

「ゴジラ ー0.1」のコメントで科学者四巨頭の名前を出しましたが4人の中でフェルミとコンプトンを演じた俳優の名前が上記の「みんなのシネマレビュー」の「オッペンハイマー」のページにもIMDBの同作品のページにも掲載されていないのですね。ということはこ…

「ゴジラー0.1」と「オッペンハイマー」 

先週末に「ゴジラー0.1」を見てきました。本来「ゴジラー0.1」の感想は本来わたしの映画評ブログに書き込むべきですが中でオッペンハイマーに言及している箇所があるのでこちらとのダブル掲載とし、さらに3月29日日本公開予定で本年のアカデミー賞受賞作「オ…

祝 「オッペンハイマー」受賞

複数のノーベル賞受賞者部会に従えて科学技術の水準に於いて世界に冠たる国家であると信じられていたナチスドイツの原子力利用と核兵器開発に成功する可能性に怯えながらロスアラモス研究所と全米に点在した基礎技術と関連技術の開発拠点で仕事に従事した何…